『ホラー秘宝まつり2024』上映館で上映作品のうちいずれか1本と、さらにK's cinemaで『Kfc』をご鑑賞で限定コラボポスター(A3サイズ)を応募者全員にプレゼント!
※全国『ホラー秘宝まつり2024』&『Kfc』上映館でも実施
(一部対象外の劇場あり。詳しくは各上映劇場にお問合せ下さい)
日時:8/31(土)
会場:アップリンク吉祥寺
時間:「メサイア・オブ・デッド」13:00の回・上映後
登壇ゲスト(予定):高橋ヨシキ、てらさわホーク
日時:8/31(土)
会場:キネカ大森
時間:「悪魔のしたたり」16:50の回・上映後
登壇ゲスト(予定):高橋ヨシキ、てらさわホーク
日時:9/1(日)
会場:シアターセブン
時間:「悪魔のしたたり」18:30の回・上映後
登壇ゲスト(予定):浅尾典彦(夢人塔 代表)
https://www.theater-seven.com/mv/mv_s0786.html
日時:9/7(土)
会場:アップリンク吉祥寺
時間:「デリリウム」13:00の回・上映後
登壇ゲスト(予定):伊東美和、山崎圭司
日時:9/7(土)
会場:キネカ大森
時間:「メサイア・オブ・デッド」16:50の回・上映後
登壇ゲスト(予定):ジャガモンド斉藤、松井咲子
8月24日(土) 世界先行オールナイトat高田世界館
開宴 22:00/終宴 翌5:00(予定)
登壇ゲスト(予定) ジャガモンド斉藤(映画紹介人/お笑いコンビ)、山口幸彦・山内拓哉(キングレコード『ホラー秘宝まつり』担当)
<上映作品>
メサイア・オブ・デッド
悪魔のしたたり
デリリウム
and...Kfc
2024年で11年目に突入する
キングレコード主催の恒例ホラー映画祭
今年は原点に立ち帰り、
インパクト重視、すべて日本初公開となる、
1970年代“変態”カルトホラー3作品
に厳選してお届けいたします。
いずれも変態ホラーの傑作揃い!
これらがスクリーンで見れる
というだけでも価値がある。
新生「ホラー秘宝まつり」
にぜひご期待ください!!
アルレッティの父親は、ポイント・ドゥームと呼ばれる海沿いの小さな町で絵を描いていた。彼は娘に定期的に手紙を送っていたが、その内容が徐々に奇妙になり、やがて来なくなった。心配した彼女は父を捜しに行くが、町の様子が何かおかしい。アルレッティは父の残した日記を発見、そこにはこの町を侵しつつある奇怪な事態が記されていた…。
全編不気味なテイストのミステリアス・ホラー。ゾンビ映画の先駆的作品で、目から赤い血を流し走る人間に近いゾンビが登場。人肉スプラッター描写はまだなく、アート色の強い実験的スリラーのような斬新な作りになっている。本作の監督・脚本のウィラード・ハイクとグロリア・カッツのコンビは、その後ジョージ・ルーカスに認められ、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(84)の脚本を経て、『ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀』(86)の監督・脚本に抜擢された。
監督・脚本:ウィラード・ハイク 製作・脚本:グロリア・カッツ 撮影:スティーブン・カーツ 美術:ジャック・フィスク、ジョアン・モシン 編集:スコット・コンラッド 音楽:フィラン・ビショップ
出演:マイケル・グリーア、マリアンナ・ヒル、ジョイ・バン、アニトラ・フォード、ローヤル・ダーノ、ベニー・ロビンソン、エリシャ・クック・Jr.、ウォルター・ヒル
1973年/アメリカ/90分/スコープサイズ/英語モノラル/原題:MESSIAH OF EVIL
© MCMLXXⅢ by A V/M Production. All Rights Reserved.
高名な犯罪心理学者で警察の良き協力者でもあるリュータック教授は性的不能者だったが、妻マルツィアとは深く愛しあっていた。だが教授はそのことを苦悩しつづけ、やがて若いミニスカートの女性をつけ狙う殺人者と化していく。それを知ったマルツィアは、愛する夫への警察の嫌疑をそらすため、自らも犯罪に手を染めていくのだった…。
フェティシズムやSM・レズビアン要素を盛り込んだ、淫靡なテイストのエロス・ジャッロ。謎解きの要素は薄く、徹底した異常性愛を描くことに注力しているため、ツッコミどころ満載だが、意外な展開・異常性・音楽が超刺激的!
製作・監督・脚本:レナート・ポルセッリ(ラルフ・ブラウン) 撮影:ウーゴ・ブルネッリ 美術:ジュゼッペ・ラニエリ 音楽:ジャンフランコ・レヴェルベリ
出演:ミッキー・ハージティ、リタ・カルデローニ、ラウル・ロベッキオ、タノ・チマローサ、クリスタ・バリモア、クリスティ-ナ・ペリエ
1972年/イタリア/102分/ビスタサイズ/イタリア語モノラル/原題:DELIRIO CARDO/
© 1972 G.R.P. CINEMATOGRAFICA
ニューヨークの小劇場で、劇場主のサルデュと彼の忠実なアシスタントのラルファスが、若い全裸の女性への拷問を行うショーを上演する。観客は単に手の込んだ見世物だと思っていたが、それらはすべて本物の拷問殺人ショーだった!
誘拐し監禁した女たちを裸にしてひたすら拷問し殺しまくる変態エログロ映画の決定版。世に数多く存在するZ級映画の中でも本作の変態度はトップクラス!マゾで男色趣味の劇場主、脳みそをストローで吸う変態医師、金の亡者の悪徳刑事などキャラクターもおかしな人間しか出てこない。あのトロマ社が初期に製作した悪趣味でトラウマ必至のトラッシュカルト作!
監督・脚本:ジョエル・M・リード 撮影:ロン・ドルフマン 特殊効果:ボブ・オブラドヴィッチ 音楽:マイケル・サウル
出演:シーマス・オブライエン、ヴィジュ・クレム、ナイルズ・マクマスター、ダン・ファウチ、アラン・デレイ、アーニー・ピッシャー、ルイス・デ・ジーザス
1976年/アメリカ/89分/スタンダードサイズ/英語モノラル/原題:BLOODSUCKING FREAKS/
© Troma Entertainment, Inc.1976
鮮血の旗印をなびかせて、ショックと残酷の祭典が今年もやって来た!
銀幕を蠢く異様で異常で異形な者たちに喝采を! その常軌を逸した振る舞いに歓声を!
「常識」の彼岸に浮かび上がる、真の魂の自由を目撃せよ!
ゾンビ! 拷問! 殺人鬼! いかがわしくて毒入りの3本立て。観終わったあと、気分がどよ〜んとして胸のあたりがザワザワするやつ。ただのアトラクションムービーじゃない、観るものを傷つけようとする邪悪な映画に震えろ!!
ミニオンの元祖みたいなオーバーオールの悪の手下がゲス可愛い『悪魔のしたたり』を推すつもりだったのに、初見の他2作も面白くて困った。特に詩的な不気味さをたたえた『メサイア・オブ・デッド』はエンドレスで観ていたいくらいお気に入り。これが劇場で観られるんだから最高の夏だ!
恐怖と不安の原風景、猛り狂う愛と衝動、俗悪を極める激臭。異なる属性を持ちながら、最も危険な異端児という共通項で括られる三作が集結してしまった奇跡に興奮でめまいが。いずれも秘宝級ホラーに違いないが、完全にどうかしてる今年のラインナップ、むしろ異常まつりと呼ぶに相応しい。
人間50年。ことしの「ホラー秘宝まつり」上映作品も、50年ものの名作揃いだ。いまから半世紀前に、これだけアナーキーで独創的な映画たちがボコボコ生まれていたことに改めて驚く。暑いといえば暑すぎる夏。これら濃厚な作品群に、あえて映画館で浸りたい。
1970年代、日本公開の枠からこぼれ落ちてしまった規格外の映画たち。あれから半世紀、今や再現不可能な衝撃の数々が劇場の闇に毒々しく咲き乱れる。遠い過去からの復讐か、奇跡的な甦りの祝祭か。今年の「ホラー秘宝まつり」はひと味違うぜ!
埋もれた傑作『メサイア・オブ・デッド』は極めてシリアスで、台詞も芝居も極上、生肉を食うゾンビ風の怪物も登場し、まるでジョージ・ロメロの監督作のようだ。背筋の凍る傑作で登場したウィラード・ハイクは、13年後に『ハワード・ザ・ダック 暗黒魔王の陰謀』で世界的な袋叩きに遭って消える。これが一番、信じ難い。
『デリリウム』は、見た人の人生を狂わす程の魔力を持った映画です! 注意してください!! わたしは狂いました!! でも、見ない人生もありえないので、皆さん覚悟して映画館まで来てください!!
陰惨な拷問と家畜以下の扱いだけで構成された究極の悪趣味ショー。体の芯の底が冷えるほど恐ろしい逃げ場のない絶望。激情のギターサウンドと共に描かれる殺戮劇。それぞれ別方向に尖り切った狂作が地の底から甦る!大画面で致死量の刺激を喰らって酷暑を乗り切ろう。地獄の夏に打ち勝つには、それ以上の地獄を浴びるしかない!!
事前の情報を一切遮断して映画を見ることが難儀なこの時代に、ホラー秘宝まつりは今年もやってくる! ふら~っと見に行って、ガツンとやられてください。
お薦めは『メサイア・オブ・デッド』!後に、盟友G・ルーカスの依頼で大傑作『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』の脚本を務めることになる監督夫婦による衝撃のデビュー作! 街が静かに、着実に異様さに包まれていく様子が怖いし、カッコいい! 特に、映画館のシーンは白眉。背後からヤツらが忍び寄ってくるところはセンスが光りまくっている! 僕らの知るゾンビ映画とは全く違うぞ! 覚悟せよ!
豪華執筆者集結!読み応え十分!!
上映劇場で絶賛販売中!